マツダキャロルのETC車載器を外しカーオーディオを入れ替え

日曜大工

 平成20年(2008年)式のマツダキャロルのETC車載器(DENSO DIU-5001)を外し、ついでにカーオーディオを入れ替えました。車を人に譲るのでKENWOOD U383MSから純正のCDF-R3013Eに戻しました。

【1】バッテリーのマイナス端子からケーブルを外す

【fig.1】外したケーブル

バッテリーのマイナス端子から10mmのスパナを使ってケーブルを外します。これは不意のショート等で機器を破損しないようにするためですので必ず行ってください。

【2】ETCアンテナを外すため、車両右側のウェザーストリップとAピラーカバーを外す

【fig.2】Aピラーカバーを外したところ

 ウェザーストリップはドアとボディのすき間を埋める部品ですが、先に取り外します。その後Aピラーのカバーを外します。
 ピラーカバーの外れなかったクリップは外してAピラーカバーに取り付けました。
この作業では工具は必ずしも必要ないと思いますが、車によっては作業がしにくい場合もあるかと思います。その際ははに内張りはがし等を使うといいでしょう。

 

【fig.3】ステアリングコラム下

 ETCアンテナコードを外すにはステアリングコラム下のカバーを外さなければなりませんでした。外したコードはかなり長いのでまとめておきます。

【3】次に電源コードを外すためにカーオーディオ(KENWOOD U383MS)を外す

【fig.4】KENWOOD U383MS

 インパネ中央部のカバーを外したところ。この後4本のネジを外せばKENWOOD U383MSを外すことができます。この作業では上記の内張りはがしが必要です。マイナスドライバーでもできますがその時はキズが入るのを覚悟する必要があると思います。

【4】オーディオハーネス

【fig.5】オーディオハーネス

 KENWOOD U383MSを取り出すと写真のようなものが現れます。社外品のカーオーディオを設置するためにオーディオハーネスをかましているのでかなりごちゃごちゃしています。
 U383MSは現在新品では売っていません。同等品は同じKENWOODのU330MSあたりだと思います

【5】電源コードのカット

【fig.6】電源コード

 赤いエレクトロタップ(配線コネクター)から出ている黄色いコードと赤いコードをニッパーでカットします。カットする場所はエレクトロタップ直近です。カットした後はテープ等で絶縁します。その後青いカプラーの所でカーオーディオを取り外します。

【6】カーオーディオが外れた

【fig.7】オーディオが外れた

 カーオーディオを外すとすっきりしました。この後純正のカーオーディオを装着しますが、純正はオーディオハーネスは不要ですから楽です。

【7】純正のカーオーディオ(SANYO 39101-72J5X-CYY CDF-R3013E)

【fig.8】CDF-R3013Eを上から見たところ
【fig.9】CDF-R3013Eの正面

 純正のカーオーディオのメーカーは今は無き三洋電機でした。このカーオーディオは三洋電機が消滅した年(2008年)に製造されたようです。
 純正オーディオの背面にfig.7のオーディオのカプラーを挿入し、ラジオのアンテナジャックを同じく背面の端子に挿入します。
 

【8】純正オーディオをセット

【fig.10】

 純正オーディオをセットしました。ハザードスイッチのカプラーを出しておくことを忘れないようにします。この時点でバッテリーのマイナス端子を繋ぎテストをします。
 テストに成功したらカバーを取り付け完成。

【9】完成

【fig.11】

【10】外したKENWOOD U383MS

【fig.12】

KENWOOD U383MSを背面から見たところ。後ろから見るとコードが沢山ありますが、中央付近から下は社外品のオーディオハーネスです。

【11】外したETC車載器(DENSO DIU-5001)

【fig.13】

 大きく3つの部品に分けられます。ETC車載器本体、アンテナ部分、電源コードです。
 ETC車載器は車に設置した後にセットアップが必要です。これはカー用品店等でしか行えません。アンテナはフロントガラスに両面テープ等で付けます。電源は黄色のコードを常時電源に、赤色のコードをアクセサリー電源に接続します。アースコードは金属部分に繋ぎます。
 DIU-5001は現在新品では売っていません。同等品は同じDENSOのDIU-9500あたりだと思います。
 後日別の車にこのETC車載器を取り付けましたら記事にして公開したいと思います。