【fig.21】カタツムリの裏側から見たモーターです。拡大するとわかるのですがモーターの型番は90206661です。4本のネジを外すとモーターを外すことができます。
【fig.22】ゴムのワッシャーが付いた4本のネジはすぐ外れたのですが、残りの2本のネジは非常に強く締められていてびくともしません。それが原因で何年か前はここで作業を中止してしまいました。
しかし、今回は貫通ドライバーをつかってネジを叩いたら外すことができました。
【fig.23】かまぼこ板を5枚重ねたものを使ってモーターを支え、ネジを貫通ドライバーで叩いて緩めたうえで外しました。
なおネジにはあらかじめKURE(呉工業) 5-56をスプレーしておきました。
【fig.24】マイナスドライバーを使ってモーターのカバーを外そうとしています。しかし、ここでまずピンを取ることが先ということに気づきました。
【fig.25】ピンを外すには写真のようにモーターをセットします。後は、ピンの上にヤスリを乗せその上から金づちで叩きます。本当はプラスティックハンマーを使った方がいいです。そうすればヤスリも必要ないと思います。
【fig.26】ピンが出て来ました。あと1cmです。
【fig.27】ピンを更に打ち込むためにピンの直径を測ります。ノギスで測ったら2.9mmでした。
【fig.29】ピンをドライバーである程度打ち込んだのでドリルビットは自立しています。その上からヤスリを乗せ金づちで叩きます。
【fig.30】ピンが外れました。
【fig.31】モーターを「割る」ことができました。左側がローター、右側がコイルです。
【fig.32】ローターを取り出したところです。ベアリングは上下2つあります。
ローターのシロッコファンが付いていた側のベアリングを上側ベアリング、反対側を下側ベアリングとします。
また、下側ベアリングを支えていた部分に黒い波ワッシャー(ウェーブワッシャー)が見えます。
【fig.33】黒い波ワッシャー(ウェーブワッシャー)を外したところ。劣化したグリスのようなものが付いていますが以前スプレーグリスを塗布したことがありますのでそれだと思います。その時はこのようにモーターを割ることができなかったのですき間にノズルを突っ込みスプレーしたのです。
スプレーグリスをした結果はほとんど効果は無かったと記憶しています。このように汚れるだけです。やらない方がいいと思います。