【8】ベアリングを圧入

レンジフード修理(ベアリング交換)
【fig.51】古いベアリングの内輪を赤く塗った

【fig.51】ベアリングを圧入する際に力を加えていいのは赤く塗った部分(内輪)だけです。何か円筒状のもので打ち込むことが必要です。

赤い部分(内輪)のサイズ
内径・・・10mm
外径・・・16.4mm

 

【fig.52】

【fig.52】パーツ箱を漁っていたら熱帯魚用のポンプに使うアクリルパイプを見つけました。
長さ・・・74.5mm
外径・・・15.7mm

 

【fig.53】

【fig.53】ベアリングの内輪の外径が16.4mmでパイプが15.7mmですから0.7mmの余裕があります。
 これでベアリングを打ち込むことにしました。写真はもう既に何センチか打ち込んでいます。
 なお、打ち込む際に下にヒノキ工作板を置きましたが、ドリルで開けた穴は使っていません。穴を使うと下にあるEリングがずれてしまうからです。打ち込むときは14mmのスパナをあてて打ち込みました。

 

【fig.54】

【fig.54】打ち込んでいるうちにアクリルパイプが割れてきたので黒いビニールテープで補強しました。
 本当は塩化ビニール管等がいいのですが、適切なものが無かったので仕方なく割れてもいいと思ってアクリルパイプを使ったのです。

 

【fig.55】

【fig.55】スパナをアクリルパイプにあてて、金づちで叩きました。

 

【fig.56】

【fig.56】Eリングに近づいたら慎重に打ち込みます。Eリングに接したら打ち込みを終了します。
 次は下側ベアリングを打ち込みます。

 

【fig.57】

【fig.57】今度はEリングがずれたりする恐れが無いのでローターの軸は10mmの穴に刺しています。
 上側ベアリングと同じように下側ベアリングをアクリルパイプを使って打ち込みます。

 

【fig.58】

【fig.58】ローターの軸に2つの新しいベアリングの圧入が終了したところ。2つともEリングに接して留まっています。これで山場は越しました。後は元通り組み立てるだけです。